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2022/07/26
夫婦の子育てに必要な育児休暇を取得する難しさ
こんにちは
夫婦パートナーシップの専門家
佐藤美苗です。
子育てって難しいですよね。特に最近は両親と一緒に暮らす家庭が減ってきたり、女性が外に働き出たりと、家で子供の面倒をみる人がいない家庭が増えています。
子供が小さくても、両親と一緒に暮らしていれば両親が子供の面倒を見てくれたり、専業主婦で奥さんが家にいれば、子供の面倒は奥さんがみる、旦那さんは外で働いてお金を稼いでくるという風に役割分担ができていました。
しかし、最近は共働きの家庭がほとんどですよね。共働きなのに、家事や子育ては女性任せということが目立ちます。もちろん、男性で家事や育児に積極的な方もいますが、割合としては少ないですよね。
日本の社会の子育ては、女性の負担が大きい現実
私の男性のクライアントさまの中で、「急に奥さんから離婚を言われた!」という方がいました。話を聞いていると、奥様が出産して、旦那さんがしばらく仕事が忙しく帰らないことが増えたことが原因のようでした。
出産後の女性は、体調が良くなかったり、精神的に不安定な方が多いです。母親になると赤ちゃんの面倒をみることに一生懸命で、特に一人目ともなると、不安なことも多いですよね。
急に赤ちゃんが熱を出したり、ずっと泣いていたり、また他のママの子供と比べて成長が遅いと感じたり、というように悩んだり、考えたりすることが多く誰かに相談したいと思っています。しかし、旦那さんの仕事が遅くて、話す機会がなくなってしまうと、孤独を感じてしまうのです。一人で悩んで子育てしている感覚になり話し相手がいないと孤立してしまいます。
特にコロナ渦では、周りとの接触ができにくい状況ですので、ママ友と会ってランチしたり、学生時代の友人に会って話を聞いてもらうなどをしたいのにできない状況にあり、孤立しやすい状態にあります。
そうなると、どんどん産後ウツの状態になりやすく、精神も不安定になり悪い方向に進んでいきます。ですので、出産後の女性にとって旦那さんはそばにいてほしい存在なのです。
そして、ようやく日本も男性の育児休暇取得を増やす方向に動いてきました。しかし、実際に男性が育児休暇を取得するとなると、様々な問題が起こってきます。
男性が育児休暇を取得する難しい現実
先ほどもお話しましたが、夫婦で子育てをしていくためには、男性の育児休暇取得も必要だと思います。ですが、実際に育児休暇を取得する男性は非常に少ないのが現実です。
その理由として、様々なものが考えられます。
例えば、育児休暇を取得すると、給料が下がってしまうケースや、出世に響くケース、上司の理解が得られない、職場での人間関係の悪化、職場でいじめに合うなど、このようなことが起こるとまだまだ男性の育児休暇取得に対する体制が会社の中で整っていないです。
また、結婚して、子供が生まれて、家や車などを買ってローンを組んだりしていると、育児休暇を取得し給料が下がってしまうとローン返済が滞ってしまう可能性もあります。
ですので、旦那さんが育児休暇を取得して夫婦二人で子育てしようと思っても、お金の面で不安になり結果取得することが難しいと思われます。
ですので、現状の状態では、男性の育児休暇取得が難しい状況にあるわけです。だからといって女性に家庭や子育てを全て任せておくわけにはいきませんよね。家庭は男性と女性の二人で築き、子育ては夫婦二人で協力していくことが大切です。
では、子育て負担の対策として「どんなことをしたらいいのか?」について考えていきたいと思います。
夫婦の子育て対策はどんなことをしたらいいのか
夫婦の子育ては、夫婦二人でやるというのベースにあります。女性は家庭を守り、男性は仕事をして家族を支えるという日本独特な生活スタイルで育った方は、子育ては「女性の役割だ」と捉えている方が多いのです。しかし、そうではなく子育ても夫婦二人で行うというのが基本的な考えなのです。ですので、男性も、子育てに積極的に参加する必要がでてきます。では、どのような形で協力したらいいのかお伝えします。
例えば、会社のフレックス制を使って早く帰ってきて子育てを手伝ったり、朝遅く出勤して子供を保育園などに預けにいったり、またテレワークを活用して、自宅で仕事をする機会を増やしたり、というように、子供の面倒をみるための工夫をする必要があります。
最近は、共働きの家庭も非常に多いですよね。朝は保育園に旦那さんが連れていき、夕方は奥さんが迎えにいく。夕飯の支度は、家に先に帰ってきた方がやり、片付けは支度をしていない方がやる。また洗濯、掃除は旦那さんがやり、ご飯の支度は奥さんがやる。などなど、家事や育児を上手に分業しましょう。
大切なのは、家庭や子育ては、全て女性に任せるということではなく、お互いに協力しながら生活することで、育児休暇を取らなくても、円満な家庭を作ることができると私は思っています。
もちろん、これから育児休暇取得しても、給料が下がらないようになり、取得できる条件が整えば積極的に活用することをお勧めしますが、それまでは、夫婦二人で協力しながら、家事や子育てをしていってください。
そして、お互いに協力しながら家庭を円満にするためにも、夫婦間のコミュニケーションはとっても大切です。夫婦間のコミュニケーションが上手にできていれば、喧嘩がなく、笑顔が溢れる家庭を気づいていけます。そのためにもしっかりと夫婦間のコミュニケーションができているかをチェックしないといけません。
「最近、夫との喧嘩ばかりが増えている」
「言いたいことが言えなくてストレスが溜まっている」
「ホルモンバランスのせいなのかイライラしていてどう対応していいのかわからない」
などなど、このような場合は、一度夫婦カウンセリングを受けてみてください。
夫婦のお悩みを抱えていたら、まずは体験カウンセリングへ
夫婦の問題で悩んでいたら、一度体験カウンセリングを受けてください。
夫婦といえど、他人同士が生活しているのですから、問題が起きるのは当たり前なのです。そして、夫婦で一緒に居られる時間は、長いようで実はすごく短いですよね。朝早くお仕事に出てしまえば、夜まで会わないなどは普通のことです。
そこで、大事になるのはコミュニケーションです。お互いの特徴を理解し正しいコミュニケーションが取れれば、問題が大きくならないですみます。しかし、もう、相手と離婚しよう!や離婚したいと言われた!などの場合、どこに相談していいのか、わかりませんよね。
まずは、一度、体験カウンセリングで、あなたのお悩みをお話しください。あなたの気持ちに寄り添い丁寧にカウンセリングしていきます。
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